ここ何年かの春は、春の陽気というか「春か?」というような暑い日が多いですよね。
また、山女魚の季節がやってきました。毎年、「今年は、もう行かなくてもいいか・・・」「今年は、フラインラインはリールに巻いたままだし、フライも巻いてないし・・・」とか思いながら、山本釣り具に行きリーダーとティペットはとりあえず買っておきました。
ある週末、また天気が良くトレーナーぐらいの生地の長袖でもちょっと暑いかな?と思うような天気予報が出ていました。いそいそと自分の部屋で釣り用のベストの中身を点検します。「リールにフライラインは巻いたまま、しょうがない」「フライはこの時期に使う#14と#12のフライはある程度ある」「リーダーとティペットは入れた」「瞬間接着剤はある」「フロータントもある」・・・
明日は釣りに行こう!!!
やっぱり、今年も行くことになりました。遅い出発です。朝8時ぐらいに家を出て、2年前に尺ヤマメを釣った川に車を走らせました。10時半ぐらいに入渓し釣り始めます。何日か雨が続いていて川がいい感じで増水しています。
そうでした、「ずっと雨が降らず川は渇水状態だろうな・・・」と思っていて、いい感じで雨になり週末を迎え、気温も高い。いい条件がそろった!と思い、今回の釣行になったことを、今、書きながら思い出しました。
地元の山菜取りのおじさんに聞いたことですが、何年か前の台風で渓相が変わり、”たまり”がなくなり“瀬”ばかりになってしまい山女魚が隠れることができずカワセミに食べられてしまった。という話を聞きました。どこの川も台風の影響を受けて同じような状況です。
2年前に尺ヤマメを釣ったポイントに来ましたが増水してフライを流すには流れが速すぎます。近くの流せるスジにフライを落としますが、やはり速すぎるのか反応はありません。
”瀬”より少し深みがありそうなところを重点的にフライを流してみますがヤマメの稚魚がときどきフライをつつきに来るだけです。
あまりに反応がないときには疲れます。心が折れてきます。昔、タバコを吸っていた時は、岩に腰掛け一服していました。すごくおいしかったことを覚えています。煙草をやめた今では、まず、ベストを脱ぎ、ベストの背中に入れているペットボトルのお茶を飲み、誰も見ている人はいないので小用を足し一旦リセットします。
いいポイントが見えてきました。
赤い矢印の先に白い石が沈んでいるのがわかるでしょうか?本筋は白泡の流れで白泡が消えるちょっと手前ぐらいです。
が、流れの左側で沈み石があり、かなりあやしいです。春は山女魚が付いている可能性は十二分にあります。こういう時は手前から流すのがセオリーです。
沈み石の2~3メートル先にフライを投げます。思ったポイントに綺麗に入りました。こういった時はいい結果が出るのです。
”バシャッ”
出ました!手ごたえあり!けっこうな重量感で引っ張ります。引きを楽しみながらラインを手繰り寄せるとロッドがしなります。近くに寄ってくるといいサイズのヤマメが見え
”オッ、オォ~~~”
思わず声がもれ、ネットに取り込みました。
今回は尺ヤマメとはいきませんが、25cmのヤマメと出会うことができました。ひれピンのきれいなヤマメです、この後も釣りを続けましたが最大サイズはこのヤマメでした。
このヤマメのサイズは20cm弱です。
今回の釣行は25cmが最大でしたが15~20センチ弱のヤマメが数匹釣れました。やっぱり、行ってみると楽しいものですね。この数週間後も同じ川に訪れましたが、いい釣果には恵まれませんでした・・・。
でも、やっぱり、来年も行くのかなぁ?
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